英文法イメージトレーニング
この教材をザックリいうと
- ネイティブが直感で使っている文法感覚が身につく
- 各文法と自分が言いたい英語が関連付けられる
- イメージで文法の基本ニュアンスがわかるので嫌にならない
- 穴埋めしながら覚えるので結構面白い
- 会話や音声を使って勉強するので文法書とは別物
英会話を主とする教材の販売ページに必ずと言っていいほど書かれている英文法不要論ですが、断言しておきます。
英文法の勉強は英会話には必須です。
私は英文法は絶対に必要だと思っている英文法ガチガチ派なので、「文法は勉強しましょう」といつも書いているのですが、学校のテスト勉強のようにとにかく全部覚えるというのも効率が悪い話でして、この辺は難しいのですが、「話すための英文法」「会話に必要な英文法」を効率よく勉強するというのが正解かと思います。
今回紹介する英文法イメージトレーニングはそこにスポットが当てられている結構珍しい英語教材大手アルクの教材です。
商品名 | 英文法イメージトレーニング |
---|---|
価格 | 36,000円 (税込) |
返金保証 | なし |
内容 | イメージで理解、センテンスで確認、会話に挑戦の3ステップで話すための英文法を理解し、自分の話したいことと文法を紐づける。 |
内容物 | コースガイド1冊、テキスト4冊、CD6枚、マンスリーテスト4回、別冊『文法ハンドブック』1冊 |
学習期間とペース | 標準学習期間は4か月で16テーマ、1回40分を1週間に4レッスンのペースで学習します。 |
ネイティブの文法感覚がイメージで身につく
ネイティブは文法なんて気にしてないとかよく聞きますよね。
あれ、確かにそうだと思っていて、私達日本人も日本語を話すときは感覚で話すじゃないですか。
でもちゃんと文法にしたがって文を組み立てているわけですよ。
感覚なので厳密にいうと文法は間違っていることもあるかもしれませんが、日本人の感覚で違和感がない日本語は話せているわけです。
これを英語に当てはめてみてもまったく同じだと思うんですね。
なので、英文法は必要ないみたいな意見が出てくると思うのですが、必要ないんじゃなくて話すために必要な文法感覚を身に付けなきゃいけないわけです。
この教材はここのネイティブ感覚が身につけられる数少ない教材です。
学習方法は3つのステップに分かれている
学習の流れはアルクの公式サイトで体験できるので、あまり詳しく書きませんが簡単に書いておきます。
実際に体験したい人はアルクの公式サイトへGO!
こんな感じでイラストと例文、簡単な説明で基本のニュアンスを感じとります。
ここでイラストを見ながら感覚を身に着けた文法を使って、繰り返し英文を組み立てるレッスンをします。
穴埋めが出来たらCDで英文を確認します。
音声は2回流れるのですが1回目は通しで、2回目はポーズが入るのでそこでスピーキングします。
ステップ3は実際に英文を話してみます。
ざっと英文を理解したらCDで音声を確認します。
音声は2回流れるのですが1回目は通しで、2回目は自分のパートでポーズが入るのでそこでCD相手に会話(スピーキング)をします。
こんな感じでネイティブが持っている英文法感覚を身に着けていくので、非常に理解しやすいというか感じやすいです。
スキマ時間に文法を勉強できるイメージカード付き
巻末には移動時などにインプットができる、「イメージカード」もついています。
インプットはスキマ時間で行い、帰宅後実践をするということが可能なのでかなり効率よく学習することができます。
素晴らしい気の使いようですね。
さすがアルクといったところでしょか。
ちなみに私はこのイメージカードは使うことなく、受講を終えています。
理由は、テキストのステップ1を見れば一瞬でネイティブの思考をイメージする事が出来たからです。
このへんは個人差もあるかもしれませんが、イメージすることに関してはこのぐらい優れた教材です。
文法書は理解するだけだけどこの教材は実践がメイン
一般的に本屋さんに売っている文法書は説明と例文を理解することがメインになっていますが、英文法イメージトレーニングは理解するのはステップ1のイラストと簡単な説明だけで、残りのレッスンはアウトプット中心の実践形式になっています。
イラストで感じ、チャンクと呼ばれる英文の塊の穴埋め問題を繰り返し解き、仕上げは覚えた文法を使ってCD相手に英会話をするので、理解しただけで終わりという文法書とは全然違います。
ただ、自分で文法用のドリルなどを買い足せば実践することも可能なので、このへんは本屋さんで買える低価格なものと、38,000円するこの教材とを比較して、それだけの価値があるかどうかをご自分で判断すればいいと思います。
英語初心者には難しい?
それと、これも書いておきたいのですが、私と同じように英語教材の体験談を書いているサイトを拝見させていただくと、「受講開始レベルがTOEIC450点、英検準2級」なので英語初心者には厳しいといった意見が目立ちます。
これを少し考えて見たいのですが、私はこの教材、初心者が受講しても全く問題ないレベルだという印象を持ちました。
英検準2級程度の実力が必要だと言っている人もいるのですが、英検準2級レベルはそんなに高いレベルではありませんし、中学で英語教育を受けている人なら全く問題ないと思います。
ただ、この教材はテスト用の英文法を覚える教材ではなく、話すために必要な文法をネイティブの思考で覚え、実際に使いながら感覚を身に着けていくというスタイルになっているので、初心者が「品詞とは」「文型とは」のような文法用語や、文法の仕組みや基礎文法を覚えていくような内容にはなっていないことだけハッキリさせておきます。
基礎文法は文法書で学習すべきでしょう。
TOEIC対策として使えるか
英文法イメージトレーニングには、TOEIC形式のレッスンが用意されています。
TOEICテストのPart5形式を意識した作りになっているので、Part5対策としては最適かもしれませんが、TOEICのスコアを上げるのが目的であれば、わざわざこれを買わなくても、公式問題集を購入して問題を解きまくった方がいいでしょう。
私としてはTOEIC対策だけに買うのはおススメしませんし、英文法については私はあまりお金をかけなくても勉強できると思っているので、「英文法はこの3種類の中から2つの本を抑えておけば十分」という記事で文法書をおススメしているわけですが、文法書は説明や例文が多くて分かりにくいので、お金に余裕がある人はこういう教材を検討してみる価値は十分にあるいい教材ですよこれ。
商品名 | 英文法イメージトレーニング |
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価格 | 36,000円 (税込) |
返金保証 | なし |
内容 | イメージで理解、センテンスで確認、会話に挑戦の3ステップで話すための英文法を理解し、自分の話したいことと文法を紐づける。 |
内容物 | コースガイド1冊、テキスト4冊、CD6枚、マンスリーテスト4回、別冊『文法ハンドブック』1冊 |
学習期間とペース | 標準学習期間は4か月で16テーマ、1回40分を1週間に4レッスンのペースで学習します。 |
管理人のまとめ
良い。いいよこれ。
文法書みたいに小難しい説明も分かりにくい例文も少なく、イラストを見た感覚でネイティブの頭の中が分かる数少ない教材。さすがはアルクの教材といった感じ。
非常にシンプルで理解しやすいので、理解するということに関してはかたを並べる教材や本はないんじゃないかなあ。
実践に関しては、これはやりようによっては文法のドリルを購入すればなんとかなる。
問題はドリルの場合続けられるか、楽しくできるかどうかかな。
その点英文法イメージとレーニングは楽しくできると思う。個人差はあると思うけどね。
英文法の本を見てると眠くなっちゃう人にはいいと思う。
なんで38000円もするんだあ。
めっちゃいいのに、ちょっと高くて人にすすめずらいよアルクさん。