シドニィ・シェルダンが日本人向けに書いたた物語で英語を覚えていくイングリッシュアドベンチャー
イングリッシュアドベンチャーはベストセラー作家シドニィ・シェルダンが日本人の英語学習者向けに書き下ろした物語を聞くとで英語表現を覚えていくという教材です。
この教材はかなり古くから存在していて、私も学生のころから週刊少年ジャ〇プの後ろの方に載っている広告を見て興味を持っていました。
当時は詰め込み式の学習で英語を覚えていたので、物語をを読みながら英語を身に着けていこう学習スタイルがとても新鮮で「これなら英語の成績が上がるかも」とテンションが上がったのをよーく覚えています。
公式サイトで発表されている受講者の数も250万人以上とあのスピードラーニングをしのぐ会員数となっており英語学習者なら一度は耳にしたことのある名前だと思います。
ただ、公式サイトで紹介されている多数の感謝状が多すぎて不自然だなどネガティブな口コミも多く、販売戦略やキャッチコピーに惑わされることなく客観的に分析して選択することが必要な教材だと思います。
この教材をザックリいうと
- シドニィ・シェルダンが書いた物語りを聞くことで英語を覚える
- ナレーターがハリウッド俳優(女優)
- 英文の説明や日本語訳がないので分からない単語や表現は自分で確認
- 10日間の無料視聴期間が用意されている
- 話が面白かどうかは個人差あり
基本情報
まずどんな仕組みになっているかなんですが、1つの物語は一か月で1巻ずつ読んで(聞いて)1年で読み終わるようにできているので、1年間毎月教材が送られてくるスタイルです。
価格は1巻が4,500円(税・送料込)で、1年分(13%OFF)、2年分(25%OFF)と一括で支払うと値引きになり、気に入らなければ10日以内なら返品する事が可能です。
物語は初級、初中級、中級、上級と分かれていて各教材とも標準学習期間が12か月ですので、全部受講したとすると4年間ですので、スピードラーニングみたいな感じですね。
初級 | 家出のドリッピー |
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初中級 | コインの冒険 |
中級 | 追跡 |
上級 | ゲームの達人 |
ベストセラー作家が書いてはいますが、ベストセラーになった物語で学習するわけではないので、面白い面白くないは個人差があると思います。
とにかく英語で物語を聞くスタイル
この教材は物語を英語で聞いていくということが全てだと思います。
会話にもなっていませんので一方的に英語を聞く感じです。
工夫というと、ベストセラー作家が書いているということと、ナレーターがハリウッド俳優さんだということなんですが、私の場合オーソン・ウェルズさんも知りませんでしたし物語の内容を楽しむことができなかったというのもあってここれらの工夫に関してはあまり興味がわきませんでした。
シドニーシェルダンファンにはたまらないのかもしれませんが・・・
あと、特徴的なのがBGMがクラッシックとかではなくて英語のワンシーンというとちょっと言いすぎですが、その場面ごとにあった音になっているので非常に臨場感があるCDになっています。
日本語訳も英語の説明もない
この教材、テキストには物語が英語で書かれているだけで、CDも英語で物語が流れるだけなので分からない単語や英語表現は自分でその都度調べて覚えて行くスタイルになっています。
公式サイトには文法も観に付くと書かれていて、英語のストーリーを聞いている中で自然に身に着けていくスタイルになってはいますがなかなか厳しいと思います。
英文法に関しては期待せずに、自分で文法書などを購入して勉強する必要があるでしょう。
日本語訳も英語の説明もないという英語教材は非常に珍しいのですが、辞書と文法書を片手に自分で読解していくことが苦にならない人は苦労した分英語力は上がるでしょう。
ただ読解力を磨くと言うのであれば500円ぐらいで購入できるペーパーバックを複数購入すれば事足りますが、この教材は読むのではなく物語を英語で聞くというコンセプトなので、本を読むのとはまた違った感覚です。
シドニーシェルダンファンであればストーリーを聞いているだけで英語が頭に入る可能性はありますが、この教材も聞くだけという教材の部類にはいりますので、あらためて英語教材の存在意義を考えさせられる教材だと思います。
口コミ
Twitterでかな理の時間口コミを探しましたが、「今でもあるんだ」、「懐かしい」、のような過去の英語教材のような扱いになっていて、上達しましたみたいなものは見つかりませんでした。
私の年代にはかなり有名で流行った英語教材なのですが、今はスピードーニングの方が有名になっているようですね。
まあでも会社も教材も健在ですので。
商品名 | イングリッシュアドベンチャー |
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価格 | 1ストーリー54,000円(税込み) |
無料試聴期間 | 10日間 |
特徴 | 英語でスートリー(物語)を聞いて英語表現を覚える。テキストには英文のみ。英文の説明や和訳はない。 |
内容 | 1ストーリーCD12枚、テキスト12冊 |
ストーリーは全4作品
初級 | 家出のドリッピー |
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初中級 | コインの冒険 |
中級 | 追跡 |
上級 | ゲームの達人 |
管理人のまとめ
CDは物語が英語で流れるだけでテキストもその英文しか書かれていないし、分からない英文は英単語の意味や文法などを自分で調べないといけないので初心者にはかなり敷居が高い。
ドリッピーは初心者向けに書かれているとは言え、「英語ができるようになるぞ」という強い意思を持っている人しか続かないと思う。
なぜなら1文ずつ調べていくのが非常に手間のかかる作業だから。
ただし、本気で英語の勉強をしたいと思っているガチ勢が辞書などを使って一文ずつ根気よく読解していけばかなり英語力は確実に上がる。
自分が持ってるのはコインの冒険までなんだけど、このレベルがスラスラ頭で理解できるならもう初心者ではないかな。
音声に関しては英語が流れるだけなので、スピーキング(音読系)のレッスンは自分で工夫する必要あり。
最近の教材は日本語訳がついているのは当たり前で、リスニングやスピーキングの速度が数段階に分かれていたり、細かいニュアンスの説明があったりとかなり工夫がされているんだけど、イングリッシュアドベンチャーはストーリーが英語で流れるだけという英語教材の存在価値そのものを考えさせられるようなものになってる。
この教材が流行っていたころは画期的だったのかなあ・・・とも・。
元祖聴くだけで英語を覚える系の教材なのに、実はガチで辞書を片手に読解していかなければ全然頭に入らないという教材で、時代を感じるというかなんというか、忙しくて時間がない現代人にはマッチしてないかなあと思います。
それと、教材のジャンルを何に入れるかまよったんだけど、会話にはなってないし、説明も何もないし、英語を聞くだけなのでリスニング教材に入れちゃいました。
最後に、小説を読むのが大好きとか、シドニィシェルダンの物語が大好きという人は試してみてもいいかもね。
好きなら頭に入ると思うし、内容を知りたいという好奇心から英文を調べると思うので続けられるんじゃないかな。
いずれにせよ人を選ぶ教材だと思う。
リスニング・・・3
スピーキング・・・0
会話力・・・0
発音矯正・・・2
語彙力・・・4