生活スタイルによって時間の使い方が違う
英語の勉強をしたいと思っていても、社会人だと使える時間や時間帯は人それぞれです。
帰宅後に時間が取れない人の場合、出先での移動時間や休み時間を有効に使って学習しないと十分な学習時間が取れずに挫折なんてことになりかねません。
そこで、いくつかの想定できるパターンでの英語学習法を探っていきたいと思います。
理論と実践を分けて考える
その前に大前提として行う英語学習を大きな枠で理論と実践の2つに分けて考えていただきたいと思います。
※理論と実践という分け方だとどちらにも入ってしまうレッスンがありますが、その場合両方で行うようにします。
知識を付けることなど理論的に頭を動かして行う学習を理論、発音を練習したり、口が回るように実際に声に出して音読などを行う練習を実践とします。
これをよくインプットとアウトプットに分けて説明されますが、そのように分けてしまうと発音や抑揚(イントネーション)、ストレス(強く発音)などのリズムを聞いて覚えるリスニングがインプットに分類されてしまいます。
リスニングは音読の際に同時に行いたいので、今回は実践に分類します。
理論
- ・話すための英文法を覚える
- ・英文を理解する
- ・英文を覚える
- ・ニュアンスを覚える
- ・英単語を覚える
- ・句動詞を覚える
- ・イディオムを覚える
- ・英文の抑揚、強調、リズムなどを覚える
- ・発音記号を覚える
- ・英文の発音を覚える
など他にもありますが、基本的にテキストや動画などを目で見て頭を使って覚えていく学習はこちらに分類します。
実践
- ・聞き取る
- ・実際に自分の口でできる限りモノマネをしながら話す
- ・サイレントシャドーイング
- ・英文を一瞬で組み立てる
- ・英文をある程度のかたまりで一瞬で理解する
- ・言いたいことと文法を一瞬で紐づける
など他にもありますが、実践は耳で聞いて自分で実際に話してみるというレッスンになります。
聞くだけなのも実践に入りますが、声を出せる環境であれば、必ず英語を口に出すということを基本にします。
聞くだけじゃもったいないです。
サイレントシャドーイングは、声に出せない環境でレッスンを行う際に頭の中でシャドーイングを行う手法です。
英語を聞くだけでなく、頭の中でスピーキングをします。
実践の基本形
この音読の繰り返しで、リスニングもスピーキングも同時に鍛えていきます。
この流れから分かるように、実践の基本は音読です。
例えば、CDだけを使った学習は「実践」になり、家でテキストを開いて行う学習は「理論」になります。
生活スタイル別英語学習法記事一覧
自動車での移動時間が長い人はい移動時間を英会話教室にしてしまいましょう。一人で車を運転している場合、その空間は自分だけの空間になり集中できるのでかなりオススメですし、たとえば通勤だとすると週に5日は確実にその時間があるわけです。行き帰りを実践の時間にあてれば確実に上達しますので、その時間を使って実践(音読(スピーキング))を徹底的に行います。音読(スピーキング)は野球やゴルフでいうところの素振りで...
電車の移動中は声に出して音読ができないので、サイレンスシャドーイングを行います。サイレンスシャドーイングは頭の中で音読をする手法で、聞こえた英文をそのまま頭の中で繰り返します。と言われてもなかなか感覚が分からないと思いますが、頭の中でスピーキングを行うという感覚が最も伝えやすいと思います。私の中ではイメージトレーニングに近いです。音読ができませんので、声マネ(モノマネ)はできませんが、英文の意味を...
お風呂ぐらいゆっくりと何も考えずに入りたいところですが、湯船につかっている時間が長い人は、その時間をフレーズを覚える時間に使うと有効的です。さすがに英語教材や参考書をお風呂に持ち込むと湯気でふやけてしまうので、その日に覚える英会話をあらかじめ破ったノートなどに書いてお風呂に持ち込みます。破ったノートならお風呂から出たら捨てればいいだけですので。新聞の折り込みチラシの裏やいらなくなったカレンダーの裏...