海外旅行に行く前は英語を勉強したくなるのですが・・・
英会話を覚えたい理由の1つに「海外旅行を楽しみたい」、「会社の慰安旅行でヒーローになりたい」など、海外旅行のために英語を覚えたい人がいると思います。
以前の私もそうだったのですが、海外旅行で使う表現はさほど多くないことをどこかの本で読んで知っていたので、海外旅行用の英語フレーズ本を何冊か購入して暗記するという作戦を立てたことがあります。
それはそれで全く役に立たないということはなかったのですが、海外旅行の1か月前ぐらいに急に勉強しだすので英語フレーズ本をすべて覚えきれず、どのあたりにどんなフレーズが書かれているかだけを一夜漬けで覚え、結局海外までフレーズ本を持っていくということになったのをよく覚えています。
海外旅行用のフレーズ本を持ち歩くのは邪魔
海外旅行にフレーズ本を持って行ってまず感じるのが、この本邪魔、出すの面倒。
バッグやお土産を持ちあるく旅行は少しでも軽装備でホテルから出かけるのが基本なのに、コンパクトにできているとはいえ本を一冊持ち歩くのは非常に邪魔です。
海外旅行ですから当然、出国・帰国はスーツケースになる訳ですが、中にしまい込んでしまうと出すのも面倒です。
そこで、なるべく小さくて薄いフレーズ本を探すのですが、どれだけ小さくても邪魔なものは邪魔です。
しかも、毎回本を開いて調べるのも大変ですよね。
結局はその場面に合わせて動詞、名詞、副詞などを入れ替えなければなりませんし。
海外旅行に英語フレーズ本を持っていっても役に立たないことが多い
また、私の経験上使えそうな英語フレーズだけを丸暗記しても、スピーキングの練習をしていかなければ相手に通じないことが多いですし聞き取れないので会話にはなりません。
結局のところ相手に通じなければ意味が意味がありませんし、相手の言っていることをある程度理解できなけばフレーズだけでは役に立たないことが多かったです。
リスニングに関しては、ゆっくり話してもらったり紙に書いてもらうことでコミュニケーションは取れますが、スピーキング(特に発音)に関してはしっかりと準備していかないと、せっかく英語フレーズを覚えても無駄な努力になってしまいます。
私の場合、こちらから話して通じたフレーズは、ホテルのフロントへの電話でモーニングコールをお願いしたときと、試着のお願い、クレジットカードで払ってもいいですか?と尋ねたときぐらいです。
手作りかどうか聞くときに「ハンドメイド」を理解してもらえずに、これが日本語英語だから通じないのか、それとも発音が悪くて通じないのかが分からなくて困ったのをよーく覚えています。
ちなみに発音が通じなかっただけで「ヘンメイッ」のような感じで通じるはずです。
とまあ、フレーズ本があまり役に立たなかったという体験談ばかりになってしまいましたが、フレーズを探すだけならスマホで検索するだけで何とかなる時代ですので海外旅行への英語フレーズ本持参はもう必要ないでしょう。
フレーズ本を持ち歩く必要のない時代に
ちなみに電子手帳はもっと邪魔です。重いですし・・・
スマホ最強です。
実は海外旅行で英語を使う場面は限られている
ここからが本題なのですが、スマホで英語フレーズが探せたとしても、会話にはなっていないのでなかなか直感的に英語が出てこないと思いますしニュアンスや使い方もわかりません。。
となると、スマホは補助で使用し、想定されるシーンの会話だけを覚えていく(演習していく)のは必須になります。
ただ、安心してほしいのですが必要最低限の会話ということを考えると海外旅行で英語を使う場面はかなり限られています。
正確には、自分から話しかけない限りは相手から話かけられる場面は限られるということです。
ですので、必要最低限の英語を覚えるという目的であれば限られた会話を限られたパターンでのみ繰り返しレッスンしていけば、そんなに時間がかからずに会話はできるようになりますし、英語をもっと楽しみたいということであれば自分が話したい場面を優先的に覚えていけばOKです。
冒頭で1ヶ月では英語フレーズ本が覚えられなかったと書いたのですが、旅行前にフレーズ本の内容を全て覚えるという目標自体が間違っています。
本一冊はかなりのボリュームがありますし、必要のないフレーズを一生懸命覚えていたと思うとつらくなります。
当時の自分に教えてあげたいですね。
会話を楽しみたいなら重要な順・楽しみたい場面順に覚えていく
海外旅行で英語を話したいなら厳選されたトラベル英会話の素材と音声が必要になるので結局はフレーズ本やトラベル英会話が題材の教材が必要になになるのですが、重要な場面や自分が楽しみたい場面から優先順位をつけて勉強していくのがコツです。
別にすべてを覚える必要はありません。
必要な個所に絞って繰り返しレッスンするほうが何倍も役に立ちます。
ただし、スピーキング(特に発音)に関しては手を抜かずにその会話を完全コピーできるまで演習していってください。
発音が通じなければコミュニケーションが取れませんので、最低限話したい場面の会話をネイティブが理解できる発音レベルまで高めていくことが必須です。
フレーズが覚えられないという方は、スマホのメモに使いたいフレーズをメモってあらかじめ準備しておき、ネイティブに通じるレベルのスピーキングになることを優先するのがいいと思います。
体で覚えたことは忘れませんので、時間がないという場合はスピーキング重視で演習を何度も行っていくと海外旅行が楽しくなります。
つまり、格好から入わけですね。
ショッピングなど決まりきった場面では、相手が返してくる英語もある程度予測できますのでトラベル英会話教材などでの予想演習をスマホに準備しておけばかなりの確率で当たると思いますし。
こう聞くとけっこうハードルが高い感じがしてしまいますが、場面を絞れば全然できますので試してみてください。
英語ができなくても問題ない場面は優先順位を下げて
日本からの出国で英語が必要ないことは言うまでもありませんが、海外からの出国の際もチェックインはスマホでのオンラインチェックイン、自動チェックイン機でのチェックインが当たり前の時代です。
航空会社カウンターでのチェックインも、パスポートとNET予約した際に印字したE-チケットの予約確認書を見せるだけで終了します。
ホテルでのチェックインも、スーツケースをもったお客様が到着すればその時点でチェックインだと分かります。
このように明らかに会話が必要ない場面の英会話は優先順位を下げ、英会話が必要だと思われる場面、自分が楽しみたいと考えている場面を優先的に覚えるのがコツです。
何なら自分が英語を話したいと思っている場面だけを重点的にレッスンし、それ以外を捨ててしまってもいいと思います。
自分が楽しめる、テンションが上がるような場面の英語を覚えましょう。
トラベル英会話教材をベースに重要度が高めの場面から順番に紹介していきます
次に、重要度が高い順に各場面を並べていきたいと思います。
トラベル英会話のフレーズ本ですと必要のないフレーズが多いのとほとんどが会話になってないので、ここでは会話で覚えるように収録されていてより会話の場面が厳選されている「Hapa英会話」、「スピークナチュラル海外旅行編」の2教材をベースに優先順位をつけてみます。
トラベル英会話教材と言っても、日常会話とそうは変わりませんが、空港、税関、機内など旅行を想定した場面にだけ絞られているので、ピンポイントで会話を覚えていくなら、「Hapa英会話」、「スピークナチュラル海外旅行編」を検討してみてください。
両教材の会話シーンを整理してみますとこんな感じです。
結構絞られてますよね。
Hapa英会話 | スピークナチュラル海外旅行編 |
---|---|
・カフェ |
・機内 |
1.食事(電話予約含む)
私が旅行で一番楽しみたいと思う場面がレストランでの食事です。
その土地ならではのローカルフードを食べすに旅行は成立しないと考えていますので、食事の場面は何不自由なく楽しめるようレッスンしたいところです。
どこで何を食べるかでその日の移動の仕方が決まりますので、もちろんネットで行きたい店を探し情報はすべて印刷していきます。
また、電話でレストランを予約する場合聞き取りにくくなるので難易度が高めですが、これができれば最高ですよね。
会社の旅行ならあなたはもうヒーローです。
ファーストフードやカフェでの注文も英語ができないとあたふたしてしまいますので重要度は高めです。
2.道の聞き方
道の聞き方を完璧に覚えていっても相手の言うことが理解できなければスムーズにいきませんので非常に難易度の高い会話になるのですが、現地の人と触れ合いが楽しめる場面なので、ぜひ挑戦していただきたいシーンです。
スマホでマップとGPSを利用するのもいいですが、ぜひ現地の人に話しかけてみてください。
ほとんどの場合地図を見せながらになるので、指さしで教えてもらえます。
最悪は書いてもらえばOK.
3.ホテルでのフロントへの電話
海外のホテルはトラブルが結構あります。
最近多いのが隣の部屋が中国人でうるさいといったトラブルです。
エアコンが聞かない、水道のお湯が出ない、トイレが流れないなど、しっかりと英語で伝えて対処してもらわなければせっかくの楽しい旅行にケチがついてしまいます。
モーニングコール、ルームサービスなどもスムーズに頼むことができれば楽しい旅行になります。
移動の際の会話
旅行先が都会の場合はここを楽しみたいですよね。
タクシーを使えば行き先を告げてしまえばおしまいですが、電車を使えばお金も浮きますし、その土地のバスだって乗ってみたいですよね。
シンガポールに滞在したときには地下鉄と徒歩だけで十分観光ができました。
空港などでのトラブル
トラブル全般は多少レッスンしてから行きたいですね。
荷物が出てこないぐらいなら簡単ですが、これも結構難易度が高い会話になるので後回しでいいかなあと思います。
本当に困ったときには日本語ができる人を頼ることになると思います。
あまり重要ではないかなあと思う場面
ホテルのチェックイン、チェックアウト
Check in,please.
Check out,please.
でOK
空港でのチェックイン
自動チェックインやオンラインチェックインだと会話は必要ありません。
カウンターでのチェックインもパスポートと予約番号を言うだけです。
セキュリティーチェック
ピーピーなったらベルトを外してかごに入れたり、バッグを指さされたらバッグの中身を出すぐらいのことしかありません。
入国審査
滞在期間、滞在するホテル、滞在の目的を単語で言うだけです。
タクシーでの移動
タクシー移動の場合は乗ってしまえばぼったくりにあったとしてももうどうしようもないですし、知らない土地で遠回りしてませんか?なんて聞けませんので、行き先を告げる以外はあまり会話をする必要はないかなあと思います
ただ、タクシーの運ちゃんと会話をするというのはありですが。
病気
「病気」に関しては、ちょっとやそっとの英語では詳しく伝えられませんし、海外での医療費は高額になるのであらかじめ海外旅行用の保険に加入しておくのが一般的です。
「I have a 症状」は知っておて損はないですが、実際に使ったのは胃薬を買うときぐらいでした。
私も何回か海外で具合が悪くなったことがありますが、保険のカスタマーセンターへ電話をすると日本人が対応してくれますし、指定の病院の中から最寄りの病院を選んでもたいがい日本人が対応してくれます。
私の場合は現地の日本人が行く日本の病院ばかりでしたので、一度も英語を使ったことがありません。